静岡県静岡市清水区を流れる清流、興津川。この川に架かる多くの吊り橋の中で、最も下流に位置するのが「立花の吊り橋」です。単なる観光スポットとしてだけでなく、今なお地域住民の生活道として活躍するこの橋は、素朴ながらも深い魅力を持っています。
立花の吊り橋は、興津川を挟んで小島(おじま)と立花の集落を結ぶ鉄線吊床版橋(てっせんつりしょうばんきょう)です。この形式は、静岡県内の大井川や安倍川に架かる吊り橋にも多く見られ、ワイヤーで吊られた床板の上を歩くのが特徴です。
橋長は約66メートル、水面からの高さは中央付近で約9メートル。見下ろすとなかなかのスリルがあります。





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